鉄道伝説一挙放送SP
5月6日(日) 03:00〜04:55
今回は第37回~第40回をお届け。西日本鉄道313形、御殿場線と丹那トンネル、阪神なんば線、札幌市営地下鉄の伝説を紹介!
番組内容
第37回「西日本鉄道313形~日本初のモノコック構造車両を開発せよ~」
戦後間もない昭和20年代半ば。輸送力増強とスピードアップのため、車両の軽量化が強く求められ始めた。そこで、戦時中に航空機の開発を手掛けていた近畿車両の菅野久嗣が、航空機のモノコック構造を鉄道車両に応用しようと発案する。
しかし、「軽かろう、弱かろう」が常識の時代。多くの鉄道会社が採用に難色を示した。
そんな中、西鉄の車両課長・徳光傅はモノコック構造に興味を持ち、自社の車両に取り入れることを決める。
第38回「御殿場線と丹那トンネル~箱根の山を克服せよ~」
明治22年に新橋-神戸間が開通した東海道線。当時の東海道線は、熱海を通るルートではなく現在の御殿場線のルートを通っていた。
しかしこのルートは勾配がきつく、当時の蒸気機関車の性能では超えるのが容易ではない難所があった。
当時の鉄道院・後藤総裁はこの状況を打破すべく新ルートを調査。伊豆の山脈を貫くトンネルを造ることを決意する。
第39回「阪神なんば線~悲願の大阪ミナミ乗り入れを実現せよ~」
開業から5周年を迎えた阪神なんば線。神戸の元町から出発し、尼崎で阪神本線と分かれ、大阪難波駅へ向かう阪神電鉄の最も新しい路線である。
鉄道の発達した大阪において阪神なんば線は、神戸などの関西西部から、大阪ミナミへ初めて直通で行く事が出来るようになった画期的な路線である。
かつて大阪市内中心部は大阪市営電車だけが営業し、国鉄や私鉄は営業ができずにいた。100年の歴史を誇る阪神にとって、大阪ミナミに電車を走らせることは、開業以来の悲願であった。
第40回「札幌市営地下鉄~札幌に地下鉄を走らせよ~」
東京・大阪・名古屋に次いで全国で4番目の地下鉄開通となった札幌市営地下鉄。札幌の地下鉄は、それまでに開通した他の都市の地下鉄とは大きく異なり軌道にはレールがなく車両はゴムタイヤで走行する。
今では「ゆりかもめ」などにも採用されているゴムタイヤ方式を日本で最初に開発し、実用化したのは札幌の地下鉄だった。
札幌に地下鉄を誕生させた生みの親が札幌市交通局長・大刀豊。19年間交通局のトップを務めた大刀は、アイデアマンとして知られ彼の下で色々な試みが実行された。
「札幌市営地下鉄」誕生の裏に隠された伝説を紹介する。
Comments - 0